2023年7月2日、ディリー新潮の報道です。
「祖母は金遣いが荒く、近隣のパチンコ屋などで散財を繰り返していました。きょうだいの一部は“母を監禁したのは浪費を防ぐためだった”と供述しています」
とは、さる捜査関係者。H家には毎月、家賃補助と合わせ少なくとも約35万円の生活保護手当が支給されているとみられ、実際に、事件直前にS容疑者と会食した加古川市の友人によれば、
「Sちゃんは“母にお金を使われて困っている”と、悩みを口にしていました」
親の背を見て子は育つ。とはいえ、わずか6年で人生をいや応なく閉ざされた男児は、到底浮かばれまい。
【神戸6歳児遺棄】被害園児の母と主犯弟は“ただならぬ関係” 「指を絡ませながら歩いていた」関係をほのめかす供述も(デイリー新潮) – Yahoo!ニュース
何の罪もない幼い命が失われる痛ましい事件で胸が詰まる気持ちです。
そして、事件の中にパチンコが絡んでいると、「やはり、ここでも…」というやりきれない感情も抱きます。
被害者である「母」を監禁していたのは、パチンコに散財していたからという容疑者の証言がありますが、それはやり過ぎだろうと思う人が多いかと思います。
たしかに、監禁まではやり過ぎだとしても、被害者である「母」がパチンコ依存症に罹患していた場合、実の子供たちがいくら説得したとしても、その衝動を抑えることは困難であり、周囲の人たちは監禁という手段しか考えられなかったのかもしれません。
これは、パチンコ依存症などを含む、ギャンブル依存症が「病気」であるという認識が、未だ国民に浸透していないからだと思います。
被害者の実子である容疑者らも、「母がパチンコ依存症という病気を患っている」という認識があったのならば、ギャンブル依存症相談機関やギャンブル依存症専門医などに相談していたでしょう。
一方で、容疑者らの幼少期は、その母の荒み切った生活によって、悲惨な時期を過ごしており、この家族を昔から知る人にとっては、「昔は母が加害者だった」と証言する人もいるようです。
この事件の登場人物の中で、唯一何の非も無い幼い子どもだけが命を失うという、あまりにも理不尽な痛ましい事件です…。
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