2023年5月11日、毎日新聞の報道です。
東京都江戸川区の住宅で契約社員の山岸正文さん(当時63歳)が殺害された事件で、殺人容疑で逮捕された区立松江第五中学校の教諭、尾本幸祐容疑者(36)=江東区大島8=が、職場のタイムカード上は事件の発生時刻以降に退勤したことになっていることが、捜査関係者への取材で判明した。ただ学校側の把握している勤務実態と食い違っており、警視庁捜査1課はアリバイ作りをしようとした可能性があるとみて調べている。
捜査関係者によると、事件のあった2月24日の尾本容疑者のタイムカードには、出勤時間は「午前7時24分」、退勤時間は「午後7時15分」と打刻されていた。一方で事件があったのは午後6時半ごろで、尾本容疑者は逮捕前の任意の事情聴取にも「通常通りに勤務していた。授業があったので学校の外には出ていない」という趣旨の説明をしていたという。
しかし10日の学校側の説明では、尾本容疑者は事件当日、午前中は通常通り出勤していたものの、午後から半日休暇を取得していた。この日は定期テストで、生徒は午前中で下校したという。半日休暇の取得申請は、尾本容疑者から事前に出されていたという。
捜査関係者によると、タイムカードは機械に差し込むとその時の時刻が記録される仕組みだった。捜査1課は、尾本容疑者は事件発生当時に学校にいたように装うためにタイムカードを悪用した疑いがあるとみて調べている。
尾本容疑者の逮捕について報道機関への対応をしている区教委は11日時点の毎日新聞の取材に「(タイムカードの打刻時間については)現時点で把握できていない」としている。
一方、尾本容疑者が事件前にも山岸さん宅を訪れていたとみられることも、捜査関係者への取材で新たに判明した。尾本容疑者は任意の事情聴取に「1月下旬に(山岸さんの)家の近くを通りかかった際、男性に『荷物を運ぶのを手伝ってほしい』と頼まれた。『土足でいい』と言われ、土足のまま1階から3階まで段ボール箱を運んだ」などという趣旨の説明をしていたという。
尾本容疑者は投資やギャンブルなどで500万円前後の借金を抱えていたとみられ、捜査1課は尾本容疑者が事件当日、金品を盗む目的でこの住宅に侵入し、仕事から帰宅した山岸さんと鉢合わせになって殺害した可能性があるとみて捜査している。【木原真希、岩崎歩、菅健吾】
毎日新聞
借金をしてまでギャンブルにのめり込み、そして犯罪に手を染めてしまう。
ギャンブル依存症が重症化して行き着く先がこういった事象であり、それはギャンブル依存症対策基本法に明記されているとおりです。
法律が制定される程ですから国家としても「ギャンブル依存症」という社会問題を重く受け止めているのだとは思います。
しかしながら、ギャンブルが起因となった事件は後を絶ちません。
そして、これまでのギャンブル関連事件における容疑者からは「公営ギャンブル」の言葉はほぼなく、「パチンコ・パチスロ」という言葉が出てくるのです。
厚生労働省の調査でも、「過去1年間で最も金を使ったのは、パチンコが最多の38・7%。パチスロ(32・3%)、競馬(11%)など」と出ており、パチンコ・パチスロがいかに依存度が高いギャンブルであるかが分かります。
日本国内のギャンブル依存症者の7割~8割はパチンコ・パチスロ依存症者であるとも云われており、この社会問題の根幹はパチンコ・パチスロにあると思えてなりません。
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