2023年FBS福岡放送の報道です。
福岡市教育委員会は、2022年3月まで市立高校で勤務していた元事務職員の男性(61)が、2018年度から2021年度にかけて、保護者などから集めた部活動の経費約364万円を横領していたことも明らかにしました。
元事務職員は「借金の返済やパチンコなどの遊興費にあてた」と説明し、すでに全額返金したということです。福岡市教育委員会は、被害届を出すかどうか警察に相談しています。
FBS福岡放送
元事務職員が教育という仕事を選んだのも、子どもたちが好きで教育の場を選択したという初心があるはずです。それにも関わらず、子どもたちのためのお金を横領してしまう…。
横領の原因が「借金とパチンコ」ということですから、この件についても元事務職員はギャンブル依存症の可能性が極めて高いと思われます。
どんなに崇高な目的をもって上り坂、下り坂を着実に歩んでいたとしても、ひとたびパチンコ依存症になれば真坂に陥ります。
世の中には依存症と闘う有名人が多くいますが、その人たちも決して弱い人間の部類ではなく、大変な競争社会で勝ち抜いてきた強さをもった人々です。
そんな人物でも依存症という病気は簡単には打ち破れない恐ろしい病気なのです。また、依存症は「否認の病気」とも言われており、誰もが「自分は違う!」と認知できない病気でもあるのです。
だからこそ、厄介であり、断片的に依存症のことを知ると自らが大きく傷つくことになりますが、正しく認識することによって、病気を受け止め、さらになぜ依存症になってしまったのかという、自己の奥深くまで探求する良い側面もあります。
それは、新たな自分自身を知り、目の前が開けるように生きる事の目的が明確化していくこともあるのです。
元事務職員も反省をすると共に、ギャンブル依存症かどうかの診断も同時に受けることを願っております。
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