2023年2月22日、関西テレビの報道です。
※報道記事では実名ですがここではイニシャルに変更しています。
大麻を栽培しようと、イギリスから国際郵便で大麻の種を輸入した疑いでパチンコ店従業員の男が検挙されました。
大麻取締法違反の疑いで書類送検されたのは、河内長野市のパチンコ店の従業員 T被告(32)です。
警察によるとT被告は去年9月、大麻を栽培しようと大麻の種6グラムを国際郵便の簡易書留でイギリスから輸入した疑いがもたれています。
T被告は、自宅で大麻およそ13グラムを所持した疑いと、自宅の2階のロフトで大麻草13株を栽培した疑いで、すでに逮捕・起訴されています。
去年10月に、大麻種子に関する不正輸入の情報があり、T被告の自宅を捜索したところ、大麻草のほか大麻を吸うための吸引機なども見つかったということです。
調べに対しT被告は、大麻を栽培した疑いや輸入した疑いについては認めている一方、大麻を所持した疑いについては「営利目的ではない」と容疑を一部否認しています。
おととし、大阪府警が大麻に関する事件で検挙したのは464人と年々増加。とくに20歳未満が増えているということで大阪府警は薬物の危険性について啓発活動を行うなど警戒を強めています。
関西テレビ
一般的に大麻1回分の使用量はおよそ「0.5グラムから0.7グラムくらい」との事ですので、容疑者は概ね26回分の大麻を所持していたようです。
さらに、自宅で大麻草13株を栽培した疑いもあるようです。
大麻草1株からは約200~300グラムの大麻が収穫できるようで、概ね3.9キログラムもの大麻を栽培したことになります。
実に7,800回分もの大麻を栽培したことになりますから、供述では「営利目的ではない」としてますが、大麻の種を輸入した時期から逮捕されるまでの期間・逮捕時に所持していた量からみて、自ら使用する他、譲渡や営利目的で栽培していた可能性は高いのではないでしょうか。
パチンコ店のホールスタッフは極めて精神的ストレスを受ける仕事だと言われています。
賭博場で働くわけですから、客から八つ当たりをされたり、時には投稿掲示板に晒されることもあります。
業務の一環としてインカムを使えば「遠隔をした」と言われ、確変終了時に偶然後ろを通れば「確変を終わらせるために後ろに来た」と罵倒されるのです。
そして、自らが働く場所には大多数のパチンコ依存症者がおり、パチンコ台やパチスロ台を叩く客や精気を失った眼を見ているうちに、まともな人間ならば心が病むことだってあるのです。
高い時給と厚い福利厚生に、パチンコホールで働く事を希望する人もいますが、実態はパチンコホールの事務所で働く正社員だけが、そのストレスから逃げ良いおもいをしているとも聞いたことがあります。
この容疑者がパチンコホールのどのポジションにいたかは定かではありませんが、日頃の仕事のストレスから薬物に逃げたのならば、罪を償い、職業の選択からやり直すことを切に願うものです。
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