2023年2月13日、神戸新聞NEXTの報道です。
神戸市垂水区内の民家で盗みを繰り返したとして、県警捜査3課と垂水署は13日までに、窃盗や邸宅侵入などの疑いで、同区の無職の男(64)を追送検し、捜査を終えた。起訴済み3件を含む計9件約42万円の被害を裏付けたという。
追送検容疑は、昨年1~10月ごろ、垂水区内の空き家や民家に侵入し、指輪やネックレスなどの貴金属を盗むなどした疑い。「パチンコやスロットで遊ぶ金が欲しかった」と容疑を認めているという。
同署の調べに男は「人がいたら怖いので人気がない夜を狙った」「電気メーターが動いていないかや雑草の伸び具合などを事前に下調べした」と供述しているという。
同署は、垂水区内で空き巣被害が相次いだため防犯カメラの映像などを調べ、昨年11月9日に窃盗未遂と邸宅侵入の疑いで男を逮捕していた。
神戸新聞NEXT
パチンコ・パチスロがやりたいが為に犯罪を犯してしまう…。
容疑者はギャンブル依存症の疑いが極めて高いです。
それは個人の感想ではなく、ギャンブル依存症対策基本法にも「ギャンブル依存症と犯罪は密接に関連している」と明記されており、法律に明記される程こういった事例が多いのです。
さらに、日本国内のギャンブル依存症数が世界一多く、ギャンブル依存症が病気認定され、法律が制定されるということは、社会問題であり公害問題ともいえます。
社会問題であり公害問題であるならば、犯罪者を作り出してしまう根本原因に着目しなければならないと思うのです。
それは「パチンコ・パチスロ」といっても過言ではありません。
なぜならば、厚生労働省調べで国内に320万人いるとされるギャンブル依存症者のほとんどはパチンコ・パチスロ依存症だからです。
義務教育などで、マネーリテラシー(お金の勉強)やギャンブルリテラシー(ギャンブルというもについて)の学習を受けずに、国内にこれだけのギャンブルができる環境があれば、ギャンブル依存症者が世界一多い国ということも納得できます。
つまり、アンフェアな環境を国はもちろん社会としても野放しにしておきながら、自己責任で片づけるからこそ公害とも呼べるのです。
データ上ではパチンコ・パチスロユーザーの33%~50%はギャンブル依存症者です。
その数字を見ればパチンコホールはギャンブル依存症者に支えられていると言えます。
そして、ギャンブル依存症者は高い確率で、借金、家庭不和、虐待、離婚、失業、犯罪、自死というプロセスを辿ります。これもギャンブル依存症対策基本法にある通りです。
この公害問題に着目する政治家や社会運動家がもっと多くても良いと思えてなりません。
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