産経新聞によると、カジノを含む統合型リゾート施設(IR)の誘致レースで、当初から名乗りを上げていた和歌山県の整備計画案は4月20日、県議会で否決され、事実上頓挫したと報じています。
この記事を読んで知りたいと思ったのは、世界のカジノ施設の床面積についてです。
というのも、日本のIR推進法(特定複合観光施設区域の整備の推進に関する法律)では、カジノ施設は総合敷地面積の3%以内と定められており、日本国内にカジノが出来たとしてもどんな規模で、総合施設としてはどれくらいの大きさになるのだろうかと疑問に思ったからです。
以下、世界のカジノの遊技施設面積です。
- ザ·ヴェネチアン·マカオ(マカオ、中国)
51,000 m² スロット/テーブルゲーム: 約4,200 - シティ・オブ・ドリームス・リゾート(マカオ、中国)
39,000 m² スロット/テーブルゲーム: 約2,000 - フォックスウッズリゾートカジノ(レッドヤード、コネチカット州)
32,000 m² スロット/テーブルゲーム: 約7,400 - カジノポンテ16(マカオ、中国)
25,000 m² スロット/テーブルゲーム: 470 - リオ・カジノリゾート(クラークスドープ、南アフリカ)
24,700 m² スロット/テーブルゲーム: 286 - サンズ・マカオ(マカオ、中国)
21,300 m² スロット/テーブルゲーム: 約2,000 - MGMグランド・マカオ(マカオ、中国)
20,620 m² スロット/テーブルゲーム: 約1270 - MGMグランド・ラスベガス(ラスベガス)
15,930 m² スロット/テーブルゲーム: 2,639 - カジノ・リスボア(リスボン、ポルトガル)
15,300 m² スロット/テーブルゲーム: 1,130 - ボルガータホテルカジノアンドスパ(アトランティックシティ)
14,973㎡ スロット/テーブルゲーム: 4,385
10,000㎡が東京ドーム1個分ですので、世界最大のカジノ「ザ·ヴェネチアン·マカオ」で東京ドーム5個分です。
世界のカジノTOP10が東京ドーム1.5個分以上はありますので、日本国内でカジノを建設する場合もこれぐらいになるのでしょうか?
ただし、前述しましたが、カジノ推進法では総合施設の3%以内の遊技施設面積と定められていますので、例えば東京ドーム1個分の10,000㎡のカジノを建設しようとした場合、
約33万㎡の総合施設となります。
東京ドーム33個分の面積ですが、高層ビルや高層ホテルなど上層の面積も含まれますので、横に大きいだけではないようです。
ただ、世界のTOP10に入るような面積のカジノを建設しようとする場合、とてつもなく大きい総合施設が出来上がるというだけは分かります。
だからといって、規模を縮小すれば世界のカジノと比較して見劣りする可能性はあります。
海外のカジノ客を集客することは可能なのでしょうか?
確かに規模が大きいだけが良いとは限りません。
日本ならではのノウハウを活用する可能性はあるのでしょうか?
例えば、パチンコ・パチスロなどです。
日本のパチンコ・パチスロ遊技メーカーがカジノの参入することも戦略としてあるのかもしれません。
一つの仮説として私が思っているのは、パチンコ業界への規制が年々強くなり、段階的に規模が縮小しているのは、社会問化しているギャンブル依存症対策と併せて、来るカジノ開設に合わせての布石ではないかということです。
日本は公営ギャンブルとカジノのみにする
という可能性も十分考えられます。
日本全国、どんな地域にもある賭博施設がまとめて数か所になる
そんな日が訪れるかもしれません…
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